キャットフードの療法食に関して
猫も人間同様、年を取ると様々な体の不調が出てきます。
「昔よりもキャットフードを食べなくなった」という量の変化に、飼い主から心配の声が挙がります。
キャットフードの中でも、病気がちな猫や高齢の猫のために開発された「療法食」があります。
多くの製品が獣医師の指導の元与えるよう、表示がされていますので、購入の前に相談することをおすすめします。
例えば、肝臓が悪くなった猫用の療法食キャットフードは、豚肉と魚を中心とし、結石やアンモニアの発生のリスクを低減させるようにタンパク質の量を調整してあります。
食物繊維も豊富に配合し、腸内の環境を適切に整えるようにし配慮されています。
このように、適切な排泄を促すPhバランスが整えられたキャットフードは多数販売されています。
うんちの様子を見て、何か変だなと思ったら医師に相談の上、療法食を与えてみるのも良いでしょう。
糖分を抑えなくてはいけない猫には糖コントロールのウエットキャットフードもあります。
体重が増えすぎて、インスリン抵抗性のリスクが高まらないように、カロリーの密度を低減した商品は、タンパク質を増強しています。
食後に急に血糖値が上がらないように、炭水化物源に大麦やコーンを使用し、糖の吸収を緩やかになる配慮がされています。
体重が増えたことで、間接の動きが悪くなり、運動しなくなった猫のために、コンドロイチンやグルコサミンを配合しているフードもあります。
運動しなくなった、食事の量が減った、うんちの状態が変わってきた、などの変化があったら、今与えているキャットフードも持参して動物病院を訪れてみましょう。
療法食になると、猫の食費も上がりますが、状態が良くなるまでは与えてみてはいかがでしょうか?